2008年12月9日火曜日

ディスクトップエントリーファイルの中身

ディスクトップエントリーファイルxxxx.desktopの中身は?
dir2petを使用してPETパッケージを作成すると簡単にメニューエントリー用のxxxx.desktopファイルを作成する事ができる。中身を少し覗いてみたい。このファイルはSFSモジュールでも利用できるので中身をちょっとは知らないと恥ずかしい。

普通このファイルは/usr/share/applicationsの中に格納されている。
参考にAbiword-wordprocessor.desktopを開いてみる。

[Desktop Entry]
Encoding=UTF-8
Name=Abiword ワードプロセッサ   ←メニュー名称
Name[ja]=Abiword ワードプロセッサ    ←上の日本語名
Icon=abiword_16.xpm      ←アイコンファイル名
Comment=Abiword wordprocessor      ←コメント
Exec=abiword      ←起動コマンド名
Terminal=false      ←端末の使用
Type=Application      ←メニュータイプ
Categories=WordProcessor     ←カテゴリ
GenericName=Abiword wordprocessor    ←ポップアップ表示

えらくシンプルな作りである。このファイルの記述方法はPortlandのサイトで確認します。
Portland Project
http://portland.freedesktop.org/wiki/
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Encoding
ファイルのエンコーディング。
Name
メニューの名称を記述する。
Icon
アイコンのファイル名を指示する。
Comment
メニューの説明を記述する。ポップアップとして表示されるので短い方が良い。
Exec
メニューから選択したときに実行されるコマンド名を指示する。
Terminal
Execで指定したコマンドを端末で実行するかどうかを指定する。値が true の場合は、コマンドが端末で実行される
コマンドを実行するウィンドウを作成しない場合は、trueにする。通常はfalse
Type
メニューのタイプを指示する。
Application: アプリケーションを起動する場合
Link: ファイル、フォルダ、または FTP サイトにリンクする場合
Categories
メニューを表示する場所を指示する。 セミコロン (;) で区切って複数指示する事ができる。カテゴリのリストについては、/usr/share/xdgの中にあるファイルを見ているので、そちらを参考にする必要がある。
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参考:@IT:GNOMEメニューにサブメニューや項目を追加するには
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/717addgnomemenu.html