2010年8月14日土曜日

Poeditの翻訳メモリは本当に使えるか?

Poeditの翻訳メモリを有効に使う。一応Puppyでも翻訳メモリを使う事が出来る。信用出来ない翻訳もあるが少し楽が出来る。既存のmo/poを使用しているので限界もある。

Puppyではdevx***.sfsがマウントされていればPoeditがユーティリティメニューから起動出来る様になっています。新たにPoeditをインストールする必要はありません。メニューにはPoeditorと表示されていますが、同じ物です。

Poeditを起動させメニューの「編集」「preferences」と進むと「設定」のGUIが開くので「翻訳メモリ」タブを選択する。

Puppyに存在するmoなどから集めた翻訳のデータベースを収めるディレクトリを選択する。場所はどこでも良いと思いますが、とりあえず"/usr/share/poedit"にしています。利用できる言語はjaを「追加」で選択する。



「データベースの作成」ボタンを選択すると以下のGUIが開くのでmoのあるディレクトリを指定します。Puppyの場合すでに表示されている3候補のままでも問題ありませんが、/rootは外した方が良いと思います。/rootがあるとファイルのリストアップに時間がかかります。(3分ぐらい)自分で別の場所にmoを入れているなら追加しておきます。確認したら「Next」。



すでにあるmoファイルの一覧が表示されます。ここからデータベースを作成します。



「Finish」を選択するとデータベースが作成され始めます。すこし時間が掛かるので待ちます。



作成されたデータベース



以上で翻訳メモリが使える様になりました。試しにpoファイルを開き、翻訳したい言語の部分で右クリックすると翻訳候補が表示される様になります。翻訳を一気に行うにはメニューの「カタログ」から「翻訳メモリを利用して自動翻訳する」で行えます。



自動翻訳した物。翻訳不可能な物もある。



自動翻訳された物の中にはとんでもない翻訳もあります。特に長文の物はいけません。作成したデータベースを元に翻訳されるので仕方無いでしょう。

ソフトの翻訳に役立つサイト
open-tran
http://open-tran.eu/

ここは普通の翻訳サイトではありません。「open」を翻訳させたところ。



PuppyLinux4.3.1JP使用