2009年2月4日水曜日

Wineにwinetricks

winetricksとはWineにランタイムパッケージなどを追加インストールする為のスクリプトです。使いかたは簡単で、GUIで起動すれば希望の物をマウスでクリックするだけです。CUIだと何をインストールするかオプションを付けてやります。使うにはcabextractが必要なようです。

Puppyで使うには以下で良いでしょう。winetricksを含んだWineのPETパッケージを作成し公開されている方もいる様です。

1.まずwinetricksをダウンロードする。サイトに行きスクリプトをダウンロードし保存する。(このページに記載されている内容をコピペでテキストエディタに貼り付けファイル名winetricksで保存する。)

winetricks配布サイト
http://www.kegel.com/wine/winetricks

2.スクリプトファイルに実行権限をあたえる。ファイルを右クリックしファイルのプロパティから実行にすべてチェックを入れる。又は端末から以下実行(めんどうくさい)。

#cd /tmp
#chmod 755 winetricks

3.winetricksスクリプトを/usr/local/binに移動させる。

使う前にcabextractをインストールしてください。使いかたなどは以下のサイトを参照ください。

winetricks解説サイト
http://wiki.winehq.org/winetricks

本当にこれで動くのか詳しく検証していません。一旦インストールした物をアンインストールする方法がよくわかりません。

cabextractのPET化

winetricksで必要なcabextractをPETパッケージにする。

1.cabextractをPET化する。SlackwareのパッケージをPETパッケージにしてみます。以下からcabextractをダウンロードしてtgz2petでPET化することもできるでしょうが。一旦ファイルを展開してから中身を確認しdir2petでPETパッケージにしました。

Linuxpackage.net cabextractダウンロード先
http://www.linuxpackages.net/pkg_details.php?id=12277

2.ダウンロードして展開する。展開すると/usr、/installが出来ますが必要なものは/usrだけなので/installは消去する。/usrの中にある/bin以外は不要なので消去する。

3.作業フォルダcabextract_1.2を作成し/usrを中に移動させる。dir2petでPET化する。/tmpで作業していたなら。

#cd /tmp
#dir2pet cabextract_1.2
step1 「no」
step2 適当に「cabextract」など
後はすべて「enter」

PETパッケージ完成

別にこんな面倒な事をしなくても展開した/usr/binにあるcabextractをPuppyの/usr/binに入れればそれでも良い。