2008年12月27日土曜日

Xournal

Xournalはスケッチ帳とメモ帳の中間的なソフトです。まだあまり認知されていないので日本語の情報はほとんど有りません。ちょっと使った感じかなり軽快な動きです。主な使い方はPDFファイルを取り扱う事ができるので注記をいれたりでしょうか。軽い修正は出来ます。日本語PDFの読み込み、書き出しが何の設定無しに出来ました。日本語テキストの入力も出来ます。Font設定はToolsメニューの中にあり、好きなFontが利用出来ます。

メニューは残念ながらほとんど英語です。PETパッケージのサイズが信じられない事に151KBです。まだ全ての機能を使ったわけでは無いのでおかしな部分も有るかもしれませんが、一度使ってみる価値は有ります。

Xournal
http://xournal.sourceforge.net/

petパッケージダウンロード先
http://www.murga-linux.com/puppy/viewtopic.php?t=36179

2008年12月26日金曜日

RoxFilerの意外な動作

Roxファイラーの使い方で意外な事を発見した。ファイルを一つ上の階層に移動させる時、ファイルのアイコンをツールバーの「↑」矢印ボタンにドラッグするとメニューが表示される。これで簡単に上の階層にファイルの移動などが出来る。同じ様な事がブックマークボタンでも出来る。知らなかったな〜。

2008年12月25日木曜日

PuppyのDidiWiki

Didiwikiは一人Wikiとでも言えば良いでしょうか、メモ帳代わりにも使えます。最初に多少設定が必要です。これをしておかないとファイルを保存出来ません。設定が済んでいれば日本語でも保存出来ます。使い込んではいませんが、書式など他のWikiとほぼ同じみたいです。ただし、このDikiWikiはすでに開発を終了したのかどうかは分かりませんがWebサイトが閉鎖しています。

Puppy本家フォーラムを参考に設定をします。
http://www.murga-linux.com/puppy/viewtopic.php?search_id=1608836917&t=33287

DikiWikiの/root/spot/README.txtを見る。

2008年12月24日水曜日

依存性のチェック

メニュー>セットアップに「インストールしたパッケージの依存性チェック」と言うのが有るのを、今まで知らなかった。いつも自作PETパッケージをインストールした時に出るライブラリ不足のエラーを調べられるみたいだ。今までずいぶん無駄な時間を費やしたな、と思える。どのバージョンから入ったんだろうと思ったら、4.1からみたいだ。最初からあったのだとしたら本当にマヌケだった。全然気がつかなかった。4.0から4.1は結構修正があるな〜。

PuppyにAnthyを入れる

Puppyで最もイヤな所は文字変換精度の低さだろう。本当に面倒くさい。変換も結構良いところまで来てはいるが、今一歩イライラする場面がよくある。何らかの設定が必要かなとも思える。CannaとAnthyを単純比較するのは難しいが、Anthyを入れて試して見る。と言うかCannaをそれほど使った事ないので詳しく知らないだけ。

Puppy日本語サイトのダウンロード先から以下を入手

anthy-9100e-i686.pet
scim-anthy-1.2.4-i686.pet
Kasumi-2.2-i686.pet

それぞれインストールした。当分は辞書の編集、単語登録で都度対応して様子を見よう。

2008年12月23日火曜日

PuppyのNoteCaseはWinでも使える。

Windows版で作成したNoteCaseの文書をPuppyで開くと

警告:
この文書は異なったアプリケーション、
(NoteCaseとNoteCase Proは異なったアプリケーションです)
又は本プログラムの新バージョンで作成されています
この文書を編集すると、フォーマットの一部が失われることがあります!

などと表示される。よく考えるとWindows側は最新バージョンだった事に気づく、しかし無視して「OK」を押すと何の問題も無く文書が開ける。よくある文字バケなどは起こらない。逆にPuppyで作成した物をWindowsで開いても問題無く表示できる。エンコードや、フォントの設定も自動で行っているのかどうかは知らないが、すごく便利だ。おかしな所は、左に表示されるノードタブの高さが多少違う、これはバージョン違いによるものかどうかは分からない。本当に使える素晴らしいソフトの一つだ。

2008年12月22日月曜日

PuppyのNoteCase日本語mo

PuppyのバージョンではNoteCaseのメニュー日本語化が不十分だが、探すと最新のmoファイルが見つかったので入れ換える。これでほとんど日本語化された。

http://notecase.sourceforge.net/
notecase_1.9.8_i386.deb

ダウンロードして解凍すると/usrフォルダが出来る。解凍されて出来た/usr/share/locale/ja/LC_MESSAGESの中にあるnotecase.moをPuppyの/usr/share/locale/ja/LC_MESSAGESの物と入れ換える。

PuppyのNoteCase使用感

Puppyに入っているソフトの中でブラウザを除けばGnumericとNoteCaseが最も使用頻度が高い。Gnumericは小さい所で確実に進化しているし、NoteCaseは起動も速くワープロ感覚で使えるのが良い。日本語化が中途半端なので改良されるとうれしい。

NoteCaseを使った感想。
起動してもすぐには文字を打ち込めません。新規作成を選択してもダメです。まずはメニューからTreeを選択「Insert Node」で新しいノード(Node)を作成する必要があります。

このノードがいわゆる一つの項目ページみたいな物でこの中に文章を書いて行きます。このノードを沢山集めて整理すればとても見やすい物になります。

写真や画像の貼りつけ、簡単な文字の装飾、webページへのリンクが出来ます。文書の書き出しはhtmlとtxtが出来ます。書き出しはノードごとに行われます。文章を直接印刷することは出来ません。

何といっても軽快で使いやすい所が気に行ってます。テキストエディターだとファイル数が増えて整理などに困りますが、これは整理が出来て便利です。出来上がったファイルをこのまま渡せばワープロやPDFとは違った便利さが、あると思います。

2008年12月21日日曜日

Puppy Linux/Menu Category

PETパッケージ作成時JWMのメニューへ表示させるにはxxxx.desktopファイルの作成が必要ですが、その際どこに表示させるかをファイルのCatrgoriesに指示します。dir2petで表示される物は/etc/xdg/menus/hierarchyに記載されています。xxxx.desktopファイルを自作する時に参照すると便利です。

MENU CATEGORIES
Desktop :Settings DesktopSettings,Screensaver,Accessibility
Desktop :Country X-DesktopCountry
Desktop :Applets X-DesktopApplets
System :Config System,Monitor,Security,HardwareSettings,Core
System :Memory X-SystemMemory
System :Schedule X-SystemSchedule
Setup :Entry X-SetupEntry,PackageManager
Setup :Wizard X-SetupWizard
Setup :Utility X-SetupUtility
Utility :Sub Utility,Viewer,Development,Building,Debugger,
Utility : IDE,Profiling,Translation,GUIDesigner
Utility :Archiving Archiving
Utility :Console TerminalEmulator,Shell
Filesystem :Manager FileSystem,FileManager
Filesystem :Mount X-FilesystemMount
Filesystem :Utility X-FilesystemUtility
Filesystem :Find X-FilesystemFind
Graphic :Sub 2DGraphics,3DGraphics,Photography,Presentation,
Graphic : Chart,FlowChart
Graphic :Edit VectorGraphics,RasterGraphics
Graphic :Utility X-GraphicUtility
Document :Sub X-Document,WordProcessor,WebDevelopment
Document :TextEditor TextEditor
Document :Utility X-DocumentUtility,Dictionary
Calculate :Sub X-Calculate,Finance,Spreadsheet,ProjectManagement
Calculate :Calculators Calculator
Personal :Sub X-Personal,Calendar,ContactManagement
Personal :Utility X-PersonalUtility
Network :Dialup Dialup
Network :Sub Network,HamRadio,RemoteAccess
Internet : X-Internet,WebBrowser,Email,News,InstantMessaging,
Internet : Telephony,IRCClient,FileTransfer,P2P
Multimedia :Sub AudioVideo,Video,Player,AudioVideoEditing,Recorder,
Multimedia : Music,Audio,Midi,Mixer,Sequencer,Tuner,Video,TV
Multimedia :Burn DiskBurning
Fun : Game,Amusement,ActionGame,AdventureGame,ArcadeGame,
Fun : BlocksGame,BoardGame,CardGame,KidsGame,LogicGame,
Fun : RolePlaying,Simulation,SportsGame,StrategyGame

2008年12月20日土曜日

Puppy LinuxでWine

PuppyLinuxでWine1.1.10をPETパッケージにする。Wineは昔に比べ、すこし良くなったみたいなので、ちょっとやってみました。

まずwineのバイナリをダウンロードして来ます。wineのサイトからダウンロードしたのはdebianの物です。各ディストリのメンテナーにより出来、不出来が多少有ります。ダウンロードして中身を確認すると少しづつ違います。wine_1.1.10_i386.deb

1.ダウンロードしたファイルを解凍する。XArchiveで出来ます。

2.解凍すると/usrと/installディレクトリが出来ます。作業フォルダを作成し名称をwine_1.1.10とし,その中に/usrを移動させる。/installは不要です。

3.作業フォルダ内の/usr/share/applicationsに新しくwine-config.desktopを作成します。wine.desktopがすでに有りますが、そのままにして置きます。JWMのメニューからwinecfgを起動させないならこの作業を行う必要は有りません。中身は以下のとおりです。

[Desktop Entry]
Encoding=UTF-8
Terminal=false
Name=Wine Config
Comment=Settings Tool for WINE
Exec=winecfg
Icon=winecfg.png
Type=Application
Categories=Utility

4.作業ディレクトリに/usr/share/pixmapsを作成しメニューで表示させるアイコン画像を探してきてコピーします。ファイル名はwinecfg.pngにします。アイコンはすでにあるPETパッケージをpet2tgzなどで分解するなどして入手します。Slackwareのバイナリからも入手可。

5.dir2petでPETパッケージにします。作業ディレクトリが/tmpに有るとすれば。

#cd /tmp
#dir2pet wine_1.1.10
step1 wine-config.dsktopを自作したので「no」
step2「utility」
後はすべて「enter」

6.PETパッケージ完成

2008年12月19日金曜日

Puppy LinuxでPoeditをPET化する

Puppy LinuxでPoeditをPETパッケージにしてみる。
まずはPoeditのバイナリを探すと、debianに最新バージョンがあるので、これを利用する事にする。

debian のpoeditダウンロードからi386の物をダウンロードする。
http://packages.debian.org/ja/sid/poedit

1.poedit_1.4.2-3_i386.debを/tmpにダウンロードし、展開すると/usrディレクトリが作成される。

2.作業ディレクトリを作成し名称をpoedit-1.4.2-3にし、/usrをその中に移動させる。

3./usrの中身を確認し/usr/share/application/poedit.desktopを開くと以下の様になっている。

[Desktop Entry]
Encoding=UTF-8
Name=Poedit
Comment=Gettext catalogs editor
Comment[fr]=Outil de traduction
MimeType=application/x-po;application/x-gettext;application/x-gettext-translation;text/x-gettext-translation;text/x-po;
Exec=poeditor ←poeditになっているので修正する。
Icon=poedit.png
Terminal=false
Type=Application
Categories=Application;Development;Translation;
StartupNotify=true

Puppyの/etc/xdg/menus/puppy-utility.menuを確認するとDevelopmentの項目があるので、このままにする。このCategoryが違うとJWMのメニューに表示されない。Execは古いバージョンから修正されていないのでpoeditorに修正が必要。

4.端末より
#cd /tmp
#dir2pet poedit_1.4.2-3
step1はpoedit.desktopは在るので「no」で良い。
step2はutilityで良いでしょう。
後は全てenter

5.PETパッケージ完成

ライブラリが不足しているので必要な物を追加で入れて行く。PETパッケージをインストールした際、エラーをキャプチャーで画像に保存しておけば、後からでも分かるので便利です。

必要なライブラリは以下を使用した。
libgtkspell0_2.0.13-1+b1_i386.deb
libwxbase2.8-0_2.8.7.1-1.1_i386.deb
libtiff4_3.8.2-7+etech1_i386.deb
libGLU1-mesa_6.5.1-0.6_i386.deb
libgstreamer0.10-0_0.10.10-3_i386.deb
libgstreamer-plugins-base0.10_0.10.10-4_i386.deb
libwxgtk2.8-0_2.8.7.1-1.1_i386.deb

これらをPETパッケージにしてインストールする。インストール順はlibwxgtk2.8を最後にするとエラーが出ません。起動させると登録画面が出ますが無視して進んで下さい。これで根気さえあれば、簡単にpoからmoに出来ます。

2008年12月18日木曜日

Puppy Linuxのtgz2petとは

Puppy Linuxのtgz2petはSlackwareのtgzファイルを簡単にPETパッケージに出来るスクリプトだが、これを利用してバイナリファイルからPETパッケージを作成する方法がPuppy本家サイトに記載されている。例題としてtrsmoと言うソフトが上げられています。

# tar -c -f torsmo-1.0.tar torsmo-1.0/
# gzip torsmo-1.0.tar
# tgz2pet torsmo-1.0.tar.gz

どういうことかと言えば
1.torsmo-1.0と言うディレクトリをtarで圧縮しtorsmo-1.0.tarにする。
2.更にtorsmo-1.0.tarをgzipで圧縮しtorsmo-1.0.tar.gzにする。
3.torsmo-1.0.tar.gzをPETパッケージに変換する。

Puppyのdir2petの中身は実はこういう風な事を自動的に行っているだけで、要はこの事なのか。と言うのが分かる。

2008年12月15日月曜日

Puppy LinuxでKeyHoleTVを使う

Puppy 用KeyHoleTVのPETパッケージを作ってみる。
色々な所で紹介されているので今更と言う感じもあるが、一応PETパッケージにしておけばPuppyを再インストールするなどの状況になった時、すばやく出来るので良いかなぐらいの物。

1.まずは、KeyHoleTVをダウンロードしてくる。LkeyHoleTV-1.19-SDL-ALSA.tar.gzがお勧めです。

2.展開します。するとKeyHoleTVと言うフォルダが出来て、中に7つのファイルと一つの隠しフォルダがあります。一応readmeは読みましょう。作業フォルダを新しく作成し、名称をKeyHoleTV-1.19-SDL-ALSAにします。

3.作業フォルダの中に/usr/local/binフォルダを作成し,その中に展開されたフォルダの中にある「lkeyholetv」を移動させます。

4.作業フォルダに/usr/local/lib/X11/pixmapsを作成し「keholetv.xpm」を移動させます。注意が必要なのはファイル名にスペルミスがありkeyholetvと成るべき所がkeholetvとなっている(yが抜けている)ので修正して下さい。

5.作業フォルダに/rootを作成し、隠しフォルダ.KeyHoleTVを移動させます。

6.dir2petにてPETパッケージを作成します。起動名はlkeyholetv,アイコンはkeyholetv.xpmとします。

7.ライブラリ関係をインストールします。必要なのはglitz-0.5.6とSDL-1.2.13です。探して入れます。Xorgが24ビットで無いと動きません。もし違うなら変更します。

それほどスゴイ物とは行きませんが結構楽しめます。

2008年12月13日土曜日

Puppy LinuxでOpera 10 alpha

Opera 10 alphaが先日リリースされたのでPuppy4.1.1で試してみました。けっこう速いです。Seamonkyレベルの軽快さがあります。

試してみるにはダウンロードコーナーにある上から6行目の「opera-10.00-4102.gcc4-qt4.i386.rpm」をお勧めします。特にtar.gzやqt3の物は起動スクリプトに問題があったり、メニューが化けるなどの不具合が出ます。qt4はPuppyパッケージマネージャーからインストールする。

Opera10alphaダウンロードページ
http://www.opera.com/browser/next/

Puppy Linux/BUSYBOX

Puppyが他のLinuxと違う部分のひとつに組込みLinuxで使用されている「BUSYBOX」の採用があるだろう。最初は何だろうと気にもしていなかったが、要はコマンド郡で、ファイルサイズ軽減に大きな貢献をしているみたいだ。Puppyとは組込みLinuxの技術を発展させた物と考えた方が良いのか?

BUSYBOX
http://www.busybox.net/

@IT MONOist 組み込みLinuxで際立つ「BusyBox」の魅力
http://monoist.atmarkit.co.jp/fembedded/articles/busybox/busyboxa.html

Puppy LinuxでOpera9.62を使う

PuppyにOpera9.62をインストールする。一番の問題はOperaのサイトからダウンロードしたファイルはどれもメニューが文字化けを起こすので化けないパッケージを探すことです。ひどいのは、Operaのサイトからダウンロードしたtar.gzは起動スクリプトにバグがあり起動できない。原因追求にかなり時間を浪費した。出来ればqt4のモノでstaticであれば化けにくいことがわかった。色々探したところRing serverに置いてあることが分かったので、これをダウンロードした。

Ring Server Project
http://www.ring.gr.jp/archives/net/www/opera/linux/962/final/en/i386/

opera-9.62.gc4-qt4.i386.rpmをダウンロードした。

このまま展開してPETパッケージにし、Puppyパッケージマネージャからqt4.43をインストールしておけば問題無く起動できる。ただしSeamonkeyと比べあまり高速とは言い難い。

Puppy4.1.1使用

2008年12月9日火曜日

ディスクトップエントリーファイルの中身

ディスクトップエントリーファイルxxxx.desktopの中身は?
dir2petを使用してPETパッケージを作成すると簡単にメニューエントリー用のxxxx.desktopファイルを作成する事ができる。中身を少し覗いてみたい。このファイルはSFSモジュールでも利用できるので中身をちょっとは知らないと恥ずかしい。

普通このファイルは/usr/share/applicationsの中に格納されている。
参考にAbiword-wordprocessor.desktopを開いてみる。

[Desktop Entry]
Encoding=UTF-8
Name=Abiword ワードプロセッサ   ←メニュー名称
Name[ja]=Abiword ワードプロセッサ    ←上の日本語名
Icon=abiword_16.xpm      ←アイコンファイル名
Comment=Abiword wordprocessor      ←コメント
Exec=abiword      ←起動コマンド名
Terminal=false      ←端末の使用
Type=Application      ←メニュータイプ
Categories=WordProcessor     ←カテゴリ
GenericName=Abiword wordprocessor    ←ポップアップ表示

えらくシンプルな作りである。このファイルの記述方法はPortlandのサイトで確認します。
Portland Project
http://portland.freedesktop.org/wiki/
------------------------------------------------------------------
Encoding
ファイルのエンコーディング。
Name
メニューの名称を記述する。
Icon
アイコンのファイル名を指示する。
Comment
メニューの説明を記述する。ポップアップとして表示されるので短い方が良い。
Exec
メニューから選択したときに実行されるコマンド名を指示する。
Terminal
Execで指定したコマンドを端末で実行するかどうかを指定する。値が true の場合は、コマンドが端末で実行される
コマンドを実行するウィンドウを作成しない場合は、trueにする。通常はfalse
Type
メニューのタイプを指示する。
Application: アプリケーションを起動する場合
Link: ファイル、フォルダ、または FTP サイトにリンクする場合
Categories
メニューを表示する場所を指示する。 セミコロン (;) で区切って複数指示する事ができる。カテゴリのリストについては、/usr/share/xdgの中にあるファイルを見ているので、そちらを参考にする必要がある。
--------------------------------------------------------------------
参考:@IT:GNOMEメニューにサブメニューや項目を追加するには
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/717addgnomemenu.html

Puppy Linux/dir2petとtgz2petの違い

dir2petとtgz2petの違いはメニューエントリー用のxxxxx.desktopファイルが作成出来るか否かと、ライブラリなどの依存性を指示できるかどうかの違いしかない様に思う。dir2petではメニューエントリーファイルの作成を作らない選択も出来るのでバイナリーフォルダがきちんと出来ていればPETパッケージの作成はdir2petに一本化すると端末への打ち込みが少なくて良いかもしれません。

dir2pet
メニューエントリーファイルxxxx.desktopが作成できる。
ライブラリなどの依存性が指定できる。

tgz2pet
Slackwareのバイナリを一気にPETパッケージにできる。
メニューエントリーファイルは手動で作成する必要がある。
ライブラリなどの依存性は定義できない。

Puppy Linux/dir2petの使いかた

すでにあるバイナリーファイルからpetを作る方法。
dir2petを使用すると、バイナリーファイルから簡単にPETパッケージを作成する事が出来ます。基本はバイナリファイルのディレクトリ構造をPuppyのディレクトリ構造に合わせてフォルダを作成しておくことがスムーズに行かせるコツです。
指定したディレクトリをPETパッケージ化することが出来るスクリプトみたいです。メニューエントリファイル(xxxx.desktop)が無くても、これで作成する事ができます。

手順
フォルダPackageXを作成し、中にバイナリを展開し、ディレクトリ構造をPuppyに合わせます。

端末にて日本語対応のdir2petjpを

#dir2petjp PackageX

とすると少し変な日本語で以下の様な表示が出ます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
'dir2petjp' スクリプトにようこそ。
これはディレクトリをPETパッケージに変換します。例えば、'abiword-0.5.6'と
いう名前のディレクトリがあり、その中にパッケージに必要とされるものを
何でも置きます。例えば、usr/local/bin/abiword (実行ファイル)、そして
/usr/share/applications/abiword.desktop (XDGメニューファイル)。
.desktopファイルがなくても気にしないで下さい。このスクリプトがいくつかの
簡単な質問をしてパッケージに必要な物を何でも勝手に作ってくれます。
メニューエントリを作成するならパッケージは .desktopファイルと
メニュー用に16x16ピクセルアイコンだけが必要です。
アイコンはxpmイメージで置く場所は /usr/local/lib/X11/mini-icons/
である事が望まれます。でもどこでもいいです。
ディレクトリ PackageX はパッケージ名にダッシュを続けて
アラビア数字でバージョン番号を付けます。例: abiword-0.5.6
パッケージは任意でインストール後と削除後のスクリプトを持ちます。
これは 'pinstall.sh' と 'puninstall.sh' でトップディレクトリに置かれます。
(Unleashed用に公式PETを作るには、そのREADMEファイルを読んで下さい
スクリプトを正しく作成する方法が詳しく書かれています)
上記のどれにもさらに進む必要がなければ、ここでCTRL-Cを押して
このスクリプトを終了できます。そうでなければENTERを押して下さい。
続けるにはENTERキーを押して下さい:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まずはPETパッケージを作成するか否かの確認とメニューエントリーが必要ならばxxxx.desktopファイルが無くても作成する旨、アイコンが16x16ピクセルでxpmである事や、決められたディレクトリに入れて置いても無くても良いことなどの簡単な注意事項が書かれています。普通は単にENTERでしょう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ステップ 1
PackageXアプリケーションのメニュー項目が必要なければ
ここで「no」とタイプして下さい(引用符なしで)。
メニュー項目が必要なら、ただENTERキーだけを押して下さい。
「no」とタイプするか、ただENTERキーを押して下さい:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ここでメニューエントリーに加えるかどうかを判断しなくてはいけません。普通のアプリケーションであれば加えた方がいいでしょうが、ライブラリなどは加えても意味がないので止めます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ステップ 1B
ウィンドウマネージャメニューエントリを作成したいアプリケーション
のカテゴリを入力して下さい。公式パピーには以下のメニュー階層
があります:
('X-' カテゴリは非公式です。パピー仕様)
MENU CATEGORIES
Desktop :Settings DesktopSettings,Screensaver,Accessibility
Desktop :Country X-DesktopCountry
Desktop :Applets X-DesktopApplets
System :Config System,Monitor,Security,HardwareSettings,Core
System :Memory X-SystemMemory
System :Schedule X-SystemSchedule
Setup :Entry X-SetupEntry,PackageManager
Setup :Wizard X-SetupWizard
Setup :Utility X-SetupUtility
Utility :Sub Utility,Viewer,Development,Building,Debugger,
Utility : IDE,Profiling,Translation,GUIDesigner
Utility :Archiving Archiving
Utility :Console TerminalEmulator,Shell
Filesystem :Manager FileSystem,FileManager
Filesystem :Mount X-FilesystemMount
Filesystem :Utility X-FilesystemUtility
Filesystem :Find X-FilesystemFind
Graphic :Sub 2DGraphics,3DGraphics,Photography,Presentation,
Graphic : Chart,FlowChart
Graphic :Edit VectorGraphics,RasterGraphics
Graphic :Utility X-GraphicUtility
Document :Sub X-Document,WordProcessor,WebDevelopment
Document :TextEditor TextEditor
Document :Utility X-DocumentUtility,Dictionary
Calculate :Sub X-Calculate,Finance,Spreadsheet,ProjectManagement
Calculate :Calculators Calculator
Personal :Sub X-Personal,Calendar,ContactManagement
Personal :Utility X-PersonalUtility
Network :Dialup Dialup
Network :Sub Network,HamRadio,RemoteAccess
Internet : X-Internet,WebBrowser,Email,News,InstantMessaging,
Internet : Telephony,IRCClient,FileTransfer,P2P
Multimedia :Sub AudioVideo,Video,Player,AudioVideoEditing,Recorder,
Multimedia : Music,Audio,Midi,Mixer,Sequencer,Tuner,Video,TV
Multimedia :Burn DiskBurning
Fun : Game,Amusement,ActionGame,AdventureGame,ArcadeGame,
Fun : BlocksGame,BoardGame,CardGame,KidsGame,LogicGame,
Fun : RolePlaying,Simulation,SportsGame,StrategyGame
CATEGORIESコラムから1語を入力して下さい。:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ここからはxxxxx.desktopファイルの作成になります。まずはメニューのどこにソフト名を表示させるか指示します。記入するのは右のCategoryにあるリストの中なら選びます。例えばTextEditorやWebBrowserなどとします。セミコロン(;)で区切り2箇所を指定する事も出来ます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ステップ 1C
実行ファイルの名前を入力して下さい。以下の実行可能な検索パス
にあるならば、すなわち /bin, /sbin, /usr/bin,
/usr/sbin, /root/my-applications/bin か /usr/local/bin,
パス無しで実行ファイル名だけを入力して下さい。
例: mtpaint
(もちろん、ここでパスを指定する必要があるならば
それはパッケージがインストールされた [後] のパスです)
実行ファイルの [パス] を入力して下さい:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ここでは要するに端末から起動できる実行ファイル名を記入します。フルパスで指定する事も出来ます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ステップ 1D
ウィンドウマネージャメニューエントリで使われるアイコン名を入力
して下さい。これは16x16ピクセルのxpmファイルでなければいけません
(pngでもOKですが全てのウィンドウマネージャには合いません)。
このアイコンが /usr/local/lib/X11/mini-icons にあるならば
パスを指定する必要はありません。
アイコンがそれ以外の場所にある時はフルパスで指定しなければ
いけません。例: パッケージ gfnrename-0.4 が16x16アイコンを
/usr/local/gfnrename-0.4/icon.xpmにインストールします
(もちろん、ここでパスを指定する必要があるならば
それはパッケージがインストールされた [後] のパスです)
==16x16アイコンでなければいけません。大きくてはだめです!==
アイコンの [パス] を入力して下さい:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
書いてあるとおりです。メニューで表示させるアイコンの名称を入れます。例えばPackageX.xpmです。
フルパスでも指定出来ます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ステップ 1E
メニューに表示させたいアプリケーション名を入力して下さい。
それはメニューエントリの最初の単語になります。
例: Abiword
アプリケーション名を入力して下さい:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
メニューで表示させる名称を入れます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ステップ 2
1-3語の説明を入力して下さい。
これはとても短くなければなりません。ウインドウマネージャ
メニューエントリのアプリケーション名の直後に表示されます。
これはPETgetによるパッケージ管理のためなど
いろいろな目的に使われます。
Abiword の例では: wordprocessor
非常に[短い]説明を(引用符なしで)入力して下さい:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
説明文を入れます。必要無いなら入れなくても構いません。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
List of official packages built-in to Puppy:
0rootfs_skeleton 915resolution a52dec abiword abiword abiword
absvolume_puppy aiksaurus alsa alsa asapm atk audiofile aufs
autoconnect autologin axel ayttm bash bbc_provided bc bdb bin blinky
中略
yaf_splash ycalc zip zlib
上記のリストはパピーに組み込まれるパッケージです。これらは全て
(もしCDから起動していればCDの) pup_xxx.sfs ファイルにあります。
続けるにはENTERキーを押して下さい:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ENTER
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
利用できる追加の公式パッケージがここにあります。:
absvolume absvolume_puppy alltray asapm asunder autocutsel
bcrypt blackbox bluefish bogofilter bridge cairomm cdrdao
cdrtools cdw clamav cups desk_icon_theme_browndust
中略
xorg_xorg_full_dri xpdf xterm xvidcore zedit zfind zmixer
上記のPETパッケージは、pup_xxx.sfsファイルに組み込む
選択をされなかったUnleashed一式にあります。
しかしいつでも個々にインストールできます。
続けるにはENTERキーを押して下さい:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ENTER
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ステップ 3
現在作成中のPETパッケージ用の依存リストを入力して下さい。
すでにパピーに組み込んだパッケージは依存ファイルとして
はっきりと名前を付ける必要はありません(パピーの縮小ベアボーン
バージョン以外は、これら全てを組み込んでないかも知れません。
最悪の場合の状況について考えなければならないかも知れません)。
この依存リストを入力する方法を一例で示します: パッケージ
'pupdvdtool-0.5b' は以下の依存リストがあります:
+vamps,+vobcopy,+ffmpeg,+dvdauthor,+gtkdialog
各パッケージ名は先頭が「+」で始まり「,」で区切られます。
注意1: このgtkdialogはGTKライブラリを要求しますが
下位依存ファイルを指定する必要はありません。gtkdialogを
インストールする必要があれば、それ自身の依存リストがあります。
注意2: /root/.packages/packages.txtファイルで
各パッケージの依存リストを調べる事ができます。
注意3: パッケージが非公式の依存ファイルを必要としない限り
パッケージバージョン番号の指定は要求されません。
(バージョン化したどんな依存ファイルでも自動的に非公式である事 を意味します)
注意4: (何を指定して良いかわからなければ、ENTERキーを押して下さい)
(PETgetはまだいくつかの基本的な依存性をチェックします)
依存リストを入力して下さい:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
依存性リストを指定すると複雑になり過ぎます。普通ENTERで良いでしょう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ステップ 4
PETパッケージはインストール時にPETget(パッケージマネージャ)に
登録しないオプションがあります。これはバグフィックスやPETパッケージに
パッチを当てる時に役立ちます。ここでは通常ENTERキーを押すだけです。
通常はパッケージをアンインストールできるようPETgetに登録したい
でしょうから。
PETパッケージをPETgetに登録しますか?
「はい」ならENTERキーを押して下さい。そうでなければ「no」と入力して下さい:
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
普通ならばENTERします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ステップ 5
ファイル ./PackageX/usr/share/applications/PackageX.desktop を作成しま した。
ファイル ./PackageX/PackageX.pet.specs を作成しました。
これはPETgetでパッケージ管理のために使われます。
ファイル ./PackageX.tar.gz を作成しました。 .petに変換中です...
PackageX.pet が作成されました。完了。
PackageX に新しい '.specs' ファイルがあります。
そして PackageX/usr/share/applications/ に新しい '.desktop' ファイルがあります。
これでディレクトリ PackageX はPETパッケージとして正しく構成されまし た
今後は二度とこのスクリプトを走らせる必要はありません。
必要ならばファイルを手で編集する事ができます。そして
次のようにしてもう一つの.petパッケージを作れます:
# tar -c -f PackageX.tar PackageX/
# gzip PackageX.tar
# tgz2pet PackageX.tar.gz
dir2petjp 終了。
#
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ここではpackage.desktopが作成され、それをtar.gzにし、更にpetに変換する作業が行われる。終了

Puppy Linux/SFSモジュールとは何か?

PuppyLinuxで利用出来るSFSモジュールとはどんな物でしょう。PuppyではPETパッケージと違いとても大きなアプリケーションソフトをパッケージングするのに使用されています。SFSの作り方を見れば分かるとおり、SFSとは単にSquashFSで圧縮されたパッケージです。と言うかそのものです。

SQUASHFS
http://squashfs.sourceforge.net/

SquashFSは私自身よく知らないシステムなので、資料探しに頑張りましたが、日本語資料の少なさにはガッカリしました。未知の物を理解するにはやはり何らかの資料が欲しいところです。頑張って英文の How To を読みましょう。

この圧縮方法は読み取りは出来るが、書き込みは出来ない仕様になっています。「高圧縮な高速読み込み専用圧縮システム」とでも言えばいいでしょか。色々な所で利用されているらしくLinuxのLiveCD用のデータ圧縮が身近かも知れません。LiveCDは普通読み込みだけですし、データサイズを小さく出来るとしたら便利なツールです。

SquashFSで圧縮出来るのはファイルだけではなくディレクトリごと圧縮できます。普通の圧縮ファイルと同じで圧縮、解凍で利用する事もできますが、FDやUSBメモリみたいにマウントして利用することが出来ます。この機能をうまくPuppyでは利用してSFSモジュールと言うものが出来ているのだと考えられます。

2008年12月8日月曜日

Puppy Linux/Gslapt

Gslaptを使ってはいけません。
Slackwareのパッケージ管理ソフトとして提供されているこのソフトを、Puppyにも使用する事ができます。しかしこのソフトはすでにあるPuppyのファイルまで再インストールされたり、消されたりで訳が分からなくなります。Oh My God!!!-----マジかよ~~~~!!!

2008年12月4日木曜日

Puppy Linux/SFSの基本

SFSの作り方。なんできちんとした日本語文章が無いのか解からないが自分の為にも日本語で残しておく。
基本はパッケージのバイナリをPuppyにインストールした時と同じフォルダ階層でSFS化するフォルダを作成する事である。
packageXをSFS化するとすれば/root/my-docmentsなどに作業フォルダ/packageXを作成し、この中にバイナリファイルを入れて行く。
バイナリを展開すると大抵は展開先に/usrフォルダが作成され中に/bin,lib,shareなどのフォルダが入っているので、これを移動する。
ただしディストリによって階層が違うのでPuppyの階層にあわせる作業が必要になる。

/usr/bin
/usr/lib
/usr/share

この様な階層でバイナリファイルを調整して入れる。基本的にはこのまま圧縮すれば完成する。

#cd /root/my-documents/packageX
#mksquashfs usr lib share packageX.sfs

使いかたは/mnt/homeにファイルを置きブートマネージャで設定すると再起動した際、SFSがマウントされ使用出来る様になる。
しかしこれで問題ないがメニューにもディスクトップにもアイコンの表示等が無い。

Puppy LinuxでWebKitをコンパイルしてみる

WebKitをコンパイルするにはかなりの時間を必要とします。Pentium4 1.1G Memory512MBで約8〜10時間は必要だと思われます。あまりお薦め出来ませんが、モノは試しと思う方はやって見て下さい。途中でエラーが出ても責任はとれません。WebKitは最新の物を使用しました。

ダウンロードしたWebKit.tar.gz2は9.6MBぐらいですが展開すると58MB,makeで128MB、new2dirで新しく122MB,petで19MBとなりました。全部で350MBぐらいの空きスペースが必要です。

1.必要なライブラリーをpet化しインストールする。とりあえず必要なのはICUとgperfの2つの様です。ICUのバージョンはicu4c-4_0が必要です。gperfについてはDebianのサイトからgperf_3.0.3-1build1_i386.debをダウンロードしpet化しました。

2.WebKitをコンパイルする。/root/my-documentsにて作業した。
WebKitのサイトから最新のソースWebKit r38660.tar.bz2をダウンロードして展開する。 http://webkit.org/
展開するとフォルダWebKit-r38860が作成される。
端末にて、以下実行

#cd /root/my-documents/WebKit-r38860
#./autogen.sh ----------ここまでは以外とすんなり行く。
#make ---------------makeで約2〜3時間かかる。
#new2dir ---------------step4からが約5時間以上かかると思います。途中で寝たので正確にはわかりません。

/root/my-documentsにフォルダWebKit-r38860-i486が作成されます。(i486は読み換えて下さい。)出来上がったフォルダのbackupをお薦めします。

3.ここで出来上がったフォルダWebKit-r38860-i486の中をPuppyのフォルダ階層に合わせて変更します。
WebKit-r38860-1486の直下に/root,usrが出来ていますが、/rootは消去します。
/usrの下の/localにbin,include,lib,shareがあります。これを/usr直下に移動させます、ただしshareはすでに/usr直下にあるので/usr/local/share中身を/usr/shareに移動させます。

#dir2pet
約20秒
pet完成。

インストールしてMidoriを起動してみたが動きがどうもおかしい。何かが足らない。

Puppy Linux/ライブラリーのPET化

ライブラリをpet化する。
結構必要なライブラリがあるのに、petとして提供されていない物がある。ライブラリなので直接ライブラリフォルダに入れても良いが芸がないのでpet化してみる。
Debianのサイトからライブラリをダウンロードしてくる。これらは全てバイナリなので簡単にpet化出来る。

debianパッケージ検索サイト http://www.jp.debian.org/distrib/packages

例えばlibsexy2_0.1.11-2_i386.debをpet化するにはサイトからダウンロードし展開する。

#undeb libsexy2_0.1.11-2_i386.deb を実行、又は、ディレクトリでファイルをクリックするとXArchiveが起動するのでこれでも可。

展開されると/usrフォルダが作成される。作業フォルダ(仮に/tmp/libsexyとする)を作成し/usrを移動させる。この/usr以下のディレクトリ構造がPuppyと同じか確認する。まれに/usr/local/libとなっていたりしてエラーが出たり、インストールしてもライブラリが読み込めないことがある。

一旦tar.gzにしてからpetを作成する。

#cd /tmp
#tar -c -f libsexy2_0.11.tar libsexy/
#gzip libsexy2_0.11.tar
#tgz2pet libsexy2_0.11.tar.gz

pet出来上がり。rpmを使う際も同様に行える。dir2petを使用しても出来る。

Puppy Linux/ICUバイナリーファイルのPET化

バイナリーファイルのpet化手順を書き留めて置く。
ICUをpet化してみる。ICUの本家ダウンロードコーナーからICUをダウンロードする。バイナリなので、tar.gzを作成しtgz2petでpetにする。Puppy本家に記述されている「Inside a PET package」を参考にする。

ICUサイト http://www.icu-project.org/index.html

サイトの左上「Downlod ICU」よりICU4.0をたどり"icu4c-3_8_1-RHEL5-gcc_1_1.tgz"をダウンロードする。
tgzを展開する。展開するとusrフォルダが出来るので作業用フォルダを作成し移動させておく。展開されたusr内の階層を少し変更する。展開されたままだと、/usr/local/の下にbin,inclide,lib,man,sbin,shareが在るが、これらを/usr/の直下に移動させる。空になったlocalフォルダは必要ないので消去する。(puppyのフォルダ構造と合わせないとエラーが出る。)

A:tar.gzにしてからpetを作成する。作業フォルダを/tmp/icu4c-3_8とする。

#cd /tmp
#tar -c -f icu4c-3_8.tar icu4c-3_8/
#gzip icu4c-3_8.tar
#tgz2pet icu4c-3_8.tar.gz

icu4c-3_8.petの出来上がり。

B:又、別のpet化手順がある。dir2petを使う方法で以下のとおりにする。作業フォルダを作成し修正するまでは同じ。

#cd /tmp
#dir2pet icu4c-3_8
各stepに答えて行く。

icu4c-3_8.petの出来上がり。

A、Bどちらでも良い。ツールバーメニューからの起動が不要な時には有効。

Puppy Linux/WebKitのPETを作る

WebKitのpet化を行う。ソースからのコンパイルは結構手間で、しかも中々うまく行かない。そこでSlackwareのtgzを利用してpet化する。
WebKitのtgzはSlackware本家を探しても見つからないので。以下のサイトのファイルをダウンロードして使用した。

http://slackware-current.net/index.php からWebKit r35917-1をダウンロードする。

#tgz2pet webkit-r35917-i686-1.tgz

出来上がり!

Puppy Linux/AdobeReader.sfsの作成

Puppy Linux 4.00.4jp版 AdobeReader.sfsを作る。バージョン8.1.3が出たばかりですが、バージョン9が出てもすぐに対応できるようsfsの作り方を残しておく。恐らく同じ要領で出来るはず。

1.最初に作業用フォルダ(例えば/root/my-documents/adobe)を作成しその中にAdobeReader8.1.3-1(2008/12/02日現在) をダウンロードして来る。

2.解凍すると、opt、usr 2つのフォルダが展開される。

#cd /root/my-documents/adobe
#unrpm AdobeReader_jpn-8.1.3-1.i486.rpm

3.すでにある日本語版AdobeReader_jpn-8.1.2-1_400.sfsをダウンロードしてマウントする。マウントした中から/usr/shareのフォルダーを
先ほど解凍した/usrの下にコピーする。shareのみ。

4.コピーしたフォルダの/usr/share/applications/AdobeReader.desktopを少しだけ修正する。このままでも問題無いが、メニューの表示される部分が「ユーティリティー」の部分になっている。他のpdf関連ソフトは「ドキュメント」の箇所になっており位置を合わせる。
Puppy本体の/etc/xdg/menus/puppy-document.menuを確認するとCategoryはX-DocumentUtilityがふさわしい。現状の設定は「Application;Office;Viewer;X-Red-Hat-Base;」となっており、記述中に「Viewer」が在るため「ユーティリティー」の部分に表示される。これをX-DocumentUtilityに書き換える。

[Desktop Entry]
Encoding=UTF-8
Name=Adobe Reader 8 MimeType=application/pdf;application/vnd.fdf;application/vnd.adobe.pdx;application/vnd.adobe.xdp+xml;application/vnd.adobe.xfdf;
Exec=/opt/Adobe/Reader8/bin/acroread
Type=Application
DocPath=
GenericName=PDF Viewer
GenericName[ja]=PDFビューア
Terminal=false
Icon=/opt/Adobe/Reader8/Resource/Icons/24x24/AdobeReader8.png
Caption=PDF Viewer
X-KDE-StartupNotify=false
Categories=X-DocumentUtility
Name[de]=Adobe Reader
以後省略

アイコン等の設定はこのままでバージョン等が変われば変更する。

5.sfsに圧縮する。作業フォルダが/root/my-documents/adobeだとすると

#cd /root/my-documets/adobe
#mksquashfs opt usr AdobeReader_jpn-8.1.3-1_400.sfs

6.出来上がったsfsを/mnt/homeに移動しブートマネージャーの設定後、Puppy再起動で終了。

2008年12月3日水曜日

Puppy Linux/PET Packageを作る

PETの作り方は日本語PuppyLinuxのページにあるが、簡単に書いてあるだけで、やはり本家英文サイトを参照する必要があります。

PETパッケージに関係するスクリプトには以下の様な物があります。

1.dir2pet----ディレクトリをPETパッケージにする。
2.tgz2pet----tgzをPETパッケージにする。
3.pup2pet----pupをPETパッケージにする。
4.new2dir----ソースをコンパイルしディレクトリにする。
5.pet2tgz----PETパッケージをtgzにする。

Puppyの情報はあくまでも英文本家を参照されないと理解出来ないと思います。日本語サイトは著作権問題もあるので、あくまでも補完的サイトと見るべきです。

PuppyLinuxをインストール

Puppy Linuxをインストールする。HDDやUSBメモリにインストールして起動したり、LiveCDとして使用する事も出来る便利なディストリ。インストール方法には大きく分けてFull install とFurgal installがありFurgalが手軽で良いとの事だが、私の環境でははっきり言ってすぐにフリーズして使い物にならない。Fullはかなり安定して使えほとんどフリーズする事は無い。Furgalが良いと言う人がいるのが不思議な感じだ。

使用するPCだが古い物でも使えるかと言うと、これもかなり無理がある。Pentium3 1G メモリー250MBは無いとWebに接続できても動きが緩慢でイライラする。今どきのWebページは複雑で大容量のものが多い為で、これはどうしようもない。OpenOfficeも起動にかなりの時間がかかる。PCで何をするか?と言うことになると,Webが主流である事は間違いないだろう。それからしたら、いくら軽量OSでも旧型のPCではやはり無理があるのはしかたない。

何が出来るかというと、他のLinuxディストリで出来る様なことは大体できる。しかしこのOSは基本的なコンセプトが軽量、高速なことを売りにしているので、阻害要因となる様なソフトを大量に入れる様な使い方をしたのでは意味がない。出来れば追加ソフトは最低限なものだけにした使い方が正統な流れだろう。

ソフトの追加はSFSとPETと言う独自の形式で行われいる。どちらも自分でパッケージ化でき、公開されている物もかなりの数量がある。このパッケージシステムを使ってみたところ色々問題点がある、まずパッケージ化されたものがライブラリの依存関係などを見て自動的にインストールする様になっていないので自分で追加インストール必要がある。Synapticなどを使い慣れている人や初心者にとってこれはかなり面倒くさい。逆にこちらの方が良いと思う人もいるだろう。パッケージ化した人物がかなりいい加減なのか全く動かないこともある。

PETパッケージは基本的にFullでもFurgalどちらでも使えるが、SFSは基本的にFurgalで使う様になっている。FullでもSFSを使えない事もない。このPETの中身はtar.gzでSFSはsquashFSで圧縮されたものである。SFSは圧縮された書き込み出来ないファイルなのでPuppyにマウントして使うというスタイルを取り、中身を改変できない。PETは通常のインストールと同じで変更することができる。